第37回東北総合体育大会

8月21日、22日岩手県営武道館(盛岡市)において、第37回東北総合体育大会が開催され、青森県の代表として参加してきました。この大会は第65回国民体育大会に出場するための東北ブロック出場枠を懸けた大会で、各県選手団とも一本一本気合の入った緊迫した試合となりました。

21日に近的4矢3回、22日に遠的4矢3回を行い、各種目の順位点の合計の総合点上位から国体出場枠が決まります(成年男子は4位まで、成年女子は3位まで、少年は男女とも2位までが東北ブロックの国体枠です)。
そのため、前半の近的で1位となっても決して安心は出来ないので、毎年しんどいと思う大会です。

今年は近的3位、遠的3位総合4位でした……

出場枠は確保できましたが、ギリギリ通過ということで気持ち的に負けたという気持ちがあるもの事実です。でも、国体に出場できるわけなので、この気持ちは国体でリベンジです!!
できなかったらどうしましょ…

今年の青森県は、成年男子少年女子が国体に参加します。私も10月1日の本大会に向け、きっちり調整していきたいと思います。

さて、今回の大会で珍事がありました。
我らが成年男子の落の松田選手が、遠的3回目で継矢をしたのです。
継矢とは後述しますが、的までの距離が近い近的であっても滅多に起きない事。写真付きでご覧下さい。


弓道用語

<継矢(つぎや)>
上の写真を見てお分かりかと思いますが、
先に刺さった矢に、あとから引いた矢が刺さることです。
弦に矢を番える部分のことを「筈(はず)」というのですが、普通はこの部分が壊れる程度のため、これほど綺麗に刺さるのは大変貴重です(しかも近的矢よりも細い遠的矢です)。
ちなみに筈が壊れる程度の場合は「矢が絡む」「追矢する」などの表現を使う場合が多いです。

というわけで、今回の継矢は完璧ナノデス。

TAKAHASHI